ははこぐさパーソナルトレーナーの奥山です。
6月に入り、紫陽花の花もきれいに色づいてきましたね。
梅雨入り前の今の時期、ははこぐさにいらっしゃるお客様の様子を観察していると、ふだんより「腰の痛み」を訴える方が多いように感じます。
「デスクワークで座る時間が長い」といった仕事に原因がある方もいれば、「赤ちゃんをおんぶしていたら痛くなった」「子どもを自転車に乗せようと持ち上げたときにギクッと来た」など育児の場面で腰を痛めてしまう方も多いようです。
そんな腰の痛みを訴える方からいただく質問の中で一番多いのは、
「これってあっためた方がいいんですか?冷やしたほうがいいんですか?」という質問です。
腰に限らず、身体に痛みが出たときに、同じような疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
この質問に対する答えは…「ケースバイケース。どちらが正しい場合もあり。」です。
ですが、なかなか時間をとって専門家に相談できない場合もありますので、一般的な対応としてはこう考えるべき、というポイントを説明してみます。
★急性腰痛=冷やす
「物を持ち上げようとしたらピキッと来た」というような「ぎっくり腰」の状態を急性腰痛といいます。腰の周りの組織が傷つき炎症が起こっている状態ですので、温めずに冷やすことで炎症を抑える対応が正解です。痛い部位が「熱をもっている」「腫れぼったい」と感じるときは冷やす対応をしておいたほうが無難といえるでしょう。
冷やし方としては、氷のうを使い15-20分程度を目安に行う方法が一般的です。長く冷やしすぎると凍傷の危険性がありますので十分注意しましょう。最近は100円ショップでも氷のうを販売していますので、家に常備しておくと何かと役立つでしょう。。
★慢性腰痛=温める
特に腰を痛めたはっきりしたきっかけはないものの、「なんとなくいつも腰が重だるい」という状態が慢性腰痛です。
腰に負担のかかる姿勢を長い時間とっていると、腰回りの筋肉が常に緊張している状態になり、血流が悪くなって「重だるさ」が症状として出ることがあります。
こうした慢性腰痛の場合は、適度に温めることで腰の周りの血流がよくなり、楽になることがあります。お風呂で温める、市販のホットパックやカイロを使う、といった方法が手軽でおすすめです。
血行不良による痛みはストレッチや軽めの筋トレをすることで改善することもありますので、温めるだけでなくエクササイズも組み合わせて腰のケアをしていきましょう。
・腰痛予防おすすめエクササイズ(過去記事)
https://hahacogusa.hatenadiary.jp/entry/2022/03/26/144921
今回の記事では腰が痛いときに温めるか?冷やすか?というよくあるお悩みの対応方法をご紹介しました。
自分の経験を元に「とりあえず温めとけば?」というように軽い気持ちでアドバイスする人もたくさんいますので、まずは自分の身体の状態をしっかりチェックしたうえで、適切な対応ができるようにしましょう。
「もっとしっかり腰をケアしたい」という方は、ははこぐさのスペシャルリラックスコースがおすすめです。産後の身体作りの専門家であるパーソナルトレーナーが個別に身体の状態をしっかり分析し、疲れた身体をほぐしてくれるだけでなく、ストレッチ方法や、育児での身体の使い方など生活面のアドバイスも可能です。お気軽にご相談ください!
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※参考HP(滋賀医大HP「急性腰痛と慢性腰痛」)
https://www.shiga-med.ac.jp/hospital/doc/magazines/files/vol_58.pdf
※コラムで紹介している情報は、効能や有効性を保証するものではありません。判断が難しい場合はお近くの医療機関を受診してください。