ははこぐさパーソナルトレーナーの奥山です。
扁平足でお悩みの方とお話していると、親指が人差し指の側に閉じてしまう外反母趾を合併している方が多く、「足の裏が痛くなるので長く歩けない」など、ふだんの生活に影響が出ていることもあるようです。
人間の足は本来、自然に湾曲したアーチ型の構造になっており、衝撃を吸収したり歩く時の安定性を高める役割を果たしています。
内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチという3つのアーチの構造のうち、内側のアーチ(土踏まずの部分)がつぶれて平坦に近い状態になっているのが扁平足です。
扁平足の状態で時間が経過すると、体重のかけ方が身体の内側に偏りますので、自然と足の親指側への荷重が増えて、足の親指を内側にねじる「母指内転筋」が硬くなりやすくなります。
すると親指が常に内側に引っ張られ続けている状態になり、外反母趾が起こりやすくなってしまいます。扁平足と外反母趾の両方で悩んでいる方が多いのにはこうした原因があるんですね。
対策としては、土踏まずを構成している足の裏の筋肉をしっかり鍛えることと、足の指をしっかり意識して動かすことが重要です。足指をグー・チョキ・パーの形に動かしたり、床に敷いたタオルを足の指でつまみ上げる、といったエクササイズが特におすすめです。
硬くなりやすい母指内転筋は、下の図のように「横頭」と「斜頭」の二つの線維があります。外反母趾の方の場合、足の裏にあるこの2つの筋線維はカチカチになっていることがほとんど。赤い矢印のように、筋線維に対して垂直の方向に、筋肉を横断するようなイメージで指でじわーっと圧をかけてマッサージしてあげましょう。
お風呂の時間などを利用して、「足指グーチョキパー運動」「母指内転筋のマッサージ」を行うだけでも、継続していると徐々に変化が感じられるはず。まずは可能なところから、ふだんの生活に取り入れてみましょう。
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