ははこぐさパーソナルトレーナーの奥山です。
体重が増えてきた赤ちゃんを一日に何度もだっこしていると、肘の痛みが出ることがあります。
特に肘の外側に痛みが出ている場合は、進行すると「テニス肘」になることがあるので注意が必要です。
「テニス肘って、テニスをしすぎて肘を痛めた人がなるんじゃないの?」と思う方が多いですが、産後のママでもテニス肘になる方はいらっしゃいます。
テニス肘とは正確には「上腕骨外側上顆炎」という疾患名で、特に肘の外側の筋肉が付着している部位で炎症が起こっている状態を指します。
特に「短橈側手根伸筋」という筋肉の使いすぎで炎症が起こることが多いとされています。
一般的にはタオルをしぼる、びんのふたを開けるといった日常生活動作で痛みが出る方が多いのですが、
「赤ちゃんをだっこして持ち上げる」
「ベビーカーを操作する」
いった育児動作でも、「手首をひねる」「手首を反らす」といった形で手首には強い負担がかかりますので、何度も繰り返していると痛みが出ることがあります。
痛みが出たらまずは腕をクッションに乗せて座るなど安静にして、肘を休めるようにしましょう。
肘を休めてもなかなか治らないときや、症状が悪化してしまう場合は、一度お近くの医療機関を受診しすることをおすすめします。
このテニス肘を予防するには、まず第一に肘〜手首を酷使する動きを避けることが重要ですが、もう一つのポイントとして、筋肉を柔軟に保つことも予防に役立ちます。
今日は簡単に自分でできるストレッチをご紹介します!
★テニス肘予防ストレッチ
①右手を伸ばし、左手で右手を持つ
②右手首を手のひら側に曲げる
③そのまま指も曲げる
④肘の外側から手首にかけて気持ちよく伸びているところで30秒キープ
疲れやすい方の肘〜手首をこのようにしっかり伸ばして筋肉をほぐしてみてください。これまでよりも疲れのとれかたが違ってくると思います。
一度に3セット繰り返し、一日に2-3回は行うようにしましょう!
ははこぐさのパーソナルケアでは産後の身体作りの専門家であるパーソナルトレーナーが個別に身体の状態をしっかり分析し、負担がかかっている筋肉をしっかりとほぐしリラックスさせていきます。
テニス肘のように慢性的に痛みが出ている場合は、身体の使い方だけでなく生活習慣や住環境に関するアドバイスも可能なので、お気軽にご相談ください。
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※コラムで紹介している情報は、正確性や有効性を保証するものではありません。判断が難しい場合はお近くの医療機関を受診してください。
※参考サイト
・日本整形外科学会 肘関節の症状