ははこぐさパーソナルトレーナーの奥山です。
前回の記事では、肩の関節を動かすうえでポイントとなる肩甲骨の動きについて解説しました。
挙上・下制(上下の動き)
内転・外転(左右の動き)
上方回旋・下方回旋(回転する動き)
など、いろいろな方向に動くことで、スムーズに腕を動かすことができる、という内容でした。
背中を丸めた姿勢をとっていたり、長い時間パソコンの前で座ると肩周りが重だるくなるのは、肩甲骨周りの筋肉が固くなり、こうした肩甲骨のスムーズな動きができなくなってしまうことが大きな原因です。
そこで今回は実践編として、肩甲骨周りの固くなりやすい筋肉をほぐしていく具体的なストレッチ方法をご紹介します。ちょっとしたスキマ時間でできますので、ぜひ一度トライしてみましょう!
【肩甲骨開閉ストレッチ】
①身体の前で両手を組み、両腕を前方に突き出すようにして背中を伸ばし10
秒数える
(肩甲骨が外側に開いていくイメージ)
②胸を張るように身体を伸ばしながら、ゆっくりと両腕を胸の前に持ってきて10秒数える
(肩甲骨が内側に閉じてくるイメージ)
③一連の動作を5回繰り返す。
【猫背姿勢改善ストレッチ】
①左の画像のように、両肘を肩の高さまで上げ、手を下に降ろした姿勢を20秒キープ。
②肩の高さ・肘の位置は変えずに、手のひらが身体の前に向くように手を上げて20秒キープ。
③一連の動作を3回繰り返す。
【肩甲骨周りの筋肉を全体的にほぐすストレッチ】
①両手を伸ばし頭の上まで挙げて、手のひらを外向きにする。
②肘を曲げながらゆっくりと腕を降ろしていく。
(肩甲骨が下に降りてくるイメージで)
③一連の動きをゆっくりと5回繰り返す。
実際にやってみると、どの辺りの筋肉が特に固くなっているのか、自分の身体の状態がわかってくるのではないでしょうか。
最初はやりにくいストレッチでも、地道に毎日続けていると、少しずつ動かしやすさや姿勢が変わってくると思います。
今回ご紹介したストレッチは全部やっても5−6分ですべて終えることができます。1日1回はしっかりと肩甲骨を動かして、肩こりが習慣化する前に予防していきましょう!
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