(今週の道端の花)
香り高い花を咲かせる
春の代表的な樹木です。
ジンチョウゲ科の常緑低木で、
春先に小さな花が毬のような
塊になって枝先に咲きます。
「沈丁花」という名前は、
花の香りが沈香(ちんこう)に似ている、
十字型の花が丁子(クローブ)に似ている
ことに由来しています。
室町時代にはすでに栽培されていたとのことです。
並んで香りで季節の訪れを知らせてくれる花。
沈丁花の香りには100種類以上の成分が含まれ、
3種の木の中で一番遠くまで届くといわれ、
千里香(センリコウ)の別名があります。
日本で流通しているものの多くは雄株のため、
実を見る機会はめったにありませんが、
赤い可愛らしい実を付けます。
木全体に毒性があるため、
口に入れないよう注意しましょう。
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