ははこぐさのブログ 

ははこぐさ助産院・鍼灸治療室の日々の徒然記録

3.11 今日は祖母の命日。

今日は3月11日です。

東日本大震災より10年が経ちました。

そして、この日は私の祖母の命日。

 

10年前私が書いていたブログから10年前の振り返り投稿。

  • 2011.06.28 Tuesday

先週末「仙台」へ行ってきました。
おばあちゃんのお葬式と納骨を行いました。

 

私のおばあちゃんは40年前に「東北の湘南」と言われている「宮城県亘理」で
残りの余生を過ごすために引っ越してきました。
海のかおりがして、鳥の声が聞こえる素敵なところでした。

都会暮らしの私は、夏休みおばあちゃん家で自然をめいっぱい満喫しました。
イカわり、花火大会、蛍狩り、ミニ運動会、バーベキュー、お化け大会、
海水浴,潮干狩り、…いろいろなことが思い出されます。
大きな池があって、泳いだり、ボートで魚釣りをしました。
公園もあり、ブランコ、上り棒、うんてい、鉄棒がありました。




おばあちゃんは、35年間「小学校の先生」として働き
その後、保護司・民生委員と地域の為に貢献していました。
3月10日、89歳の誕生日を迎えたところでした。

そして、『3月11日』
おばあちゃんは、第3波の8mの津波が来て、のみ込まれて亡くなりました。
おばあちゃんは、近所に住む、子どもを助け、津波にのみ込まれたそうです。
そして、おばあちゃんが見つかった時
幼稚園生のバックを首からぶら下げていたそうです。。。

あの津波で思い出の家はもうありません。おばあちゃんはもういません。


大震災から100日以上が経過しましたが、残された人はまだみんな依然辛いのです。
でも、みんなそれぞれ感じるココロが違います。
だから、それぞれ色々な事を納得し、消化するにはまだ時間がかかります。



仙台から帰ってきて私は、
私に出来ることは「人に優しく、そして力強く生きていきたい」と思いました。



おばちゃん家の池にきれいに咲いた蓮の花。
とてもきれいでした。


日野原先生の言葉に
愛児を失うと親は人生の希望を奪われる
配偶者が亡くなると、ともに生きていくべき現在を失う
親が亡くなると、人は過去を失う
友人が亡くなると、人は自分の一部を失う

私は、改めて自分の「母親」には長生きしてほしいと思いました。。。

 

私は、この10年間の間に

結婚して子どもが3人生まれて

鍼灸師になって、開業して…

いろんなことを経験しました。

 

大好きだったおばあちゃんに孫を会わせたかったな。

鍼灸してあげたかったな。

 

祖母のことを思いながら

3.11から10年がたち

自分が大切にできる人を

ちゃんと大切にしようと思います。

 

自分ができることを

微力ながら

ははこぐさの母子支援活動♡

続けていきます。

 

 

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